保険契約をいったん申し込んだ後、一定期間以内であれば、
一方的に申し込みの撤回をすることができる
「クーリングオフ制度」があります。
一般的には、第1回保険料充当領収書の交付日または
申し込み日のいずれか遅い日を含めて8日以内に、
封書あるいはハガキにより申し込みます。
口頭で行うことはできません。
(1)クーリングオフができる期間
一般的に、第1回保険料充当領収書の交付日、
または、申込日のいずれか遅い日を含めて8日以内
となっています。
(2)クーリングオフの方法
ハガキや封書など「書面」で申し込み撤回の意思を
明示し、通知する。
書面を出した時点で、クーリングオフの効力が
発生します。
あまり保険の内容を確認することもなく、勧められる
ままに、契約する人が多数派かもしれません。
その後は、よほど困ったことでもない限り、
「契約のしおり」などを開くことはないかもしれません。
「知っておいた方が良い」とどこかで思っていても、
結局はそのまま何年も過ぎてしまいます。
それで何も起きなければ、あるいは起きてもちょっとしたことならば、
「不勉強だから、損をしているんだろうな」
ぐらいで済んでしまいます。
しかしながら、降りかかる経済的なリスクに対して、蓄えだけで
対処できる世帯は限られます。
保険は、そういうときにこそ、役立つものです。
一見遠回りに見えても、私たち自身が必要かつ正しい
知識を身につけることが、自分と家族を守る
近道となります。
保険は、家計で対応できない将来の経済的リスクに対して、
コストを負担して備えるものです。
従って「貯蓄が少ないから、ケガや病気に備えて
医療保険に入る」という考え方は正しいのですが、
それでも入院にはそれなりのお金が必要です。
たとえば、入院するときには、病院から入院保証金を
求められることがあります。
退院するときなどには、かかった医療費の3割分の自己負担や、
食事代なども、支払わなければなりません。
一方、「医療保険」の入院給付金はおおむね、
「1日につき××円」という契約です。
入院中も、担当医師に診断書を作成してもらい、
それを添付して入院給付金を請求すれば給付金は出ますが、
あくまで、請求できるのは入院日数が確定した分だけです。
実際に入院したときのお金の流れなどを考えると、
いざというときも「保険に入っていれば安心だ」とは言えず、
最低限の現金が必要なことが分かります。
健康状態にかかわらず入れるシニア向けの「医療保険」を
最近、よく見かけます。
これは「無全択型医療保険」と呼ばれるものです。
通常、「医療保険」では、過去の病歴や現在の健康状態を事前に
告知しなければならず、場合によっては契約を断られる
ことがあります。
ところが、「無選択型医療保険」なら、重い持病があろうが、
余命宣告を受けていようが、誰でも入れるわけです。
しかし、これは何も保険会社が親切で扱っているものではなく、
ビジネスとして成り立つからこそ販売されている
商品なのです。
病気の人でも、高齢者であっても加入できる保険で
ある以上、保険会社は通常よりも高い保険金支払いの
リスクを見込んで保険をつくる必要があります。
そうなれば当然、保険料は高くなり、契約にもいくつかの
制限が設けられていることになります。